なんだかんだ言っても、結局、仕事をしていく上では、色々なことができなければならないと思う。
企業活動は、生き残り活動でもあるので、一人何役もやってくれる社員は正直ありがたい。
企業だって、何でも任せられる企業は、お客様からしたらありがたい。取引する価値があると思う。
経済構造として、人も企業もオールラウンダーとして生きていかざるを得ない現実がある。
これしかやりません、これに特化しています、という経営スタイルや働き方は、聞こえはいいが、非常に危険だと思う。
得意というのは、好き、という主観的な感じ方であって、得意=パフォーマンスが良い、というわけではない。
マネジメントとしては、社員が疲弊しないように、新しいことに取り組むことを楽しいと思えるように、色々と調整していく必要がある。お給料もしかり、評価、福利厚生、働きやすさなど。
一人3役できている社員が、5役できるようになったとして、結果、疲弊せず、企業力の向上ができれば何よりだ。たとえ、3役のままでも、それぞれの役のパフォーマンスがさらに伸びたうえに、違うことができる社員が新たに入ってくれば、企業力はさらに伸びる。
得意分野だけに仕事を限定してしまうと、得意だと思っている能力自体、年々低下していく。その時になって新しいことをやろうとしても、ついていけない。
苦手と思っていることをやるからこそ、自分の好きなことや得意さに気づける。苦手なことで得意なことがもっと伸びることだってある。
身体のトレーニングだって、例えば腹筋が苦手だといってやらずに、背筋ばかり鍛えていたら、身体のバランスがいびつになる。苦手なところも満遍なく鍛えるから全体の機能が高まるのだ。
得意な資質をつくるのは「脳」だから、苦手なこともしながら、満遍なく脳の機能を活性化させるべきだろう。
サードを守っている選手に、ピッチャーもできるようになれ、と無理を言っているわけではないので。せめて、外野、内野、どこでも一応守れるくらいにはなっておきましょうということだ。
社員は、日々、すこしづつ自分の得意分野を増やし、好きなこと、できていることを、もっと磨いていこうとする姿勢を持ち続けるべきと思う。働くと決めた以上、そういう覚悟がないと。ただ会社に所属していてお給料もらうために時間消費するような働き方はダメ。今日の自分を超えるチャレンジをいくつになってもすべき。今はAIという最高のツールがある。自分の苦手なところを補ってくれるAI。無料で利用できるAIもたくさんある。積極的にAIを学び、活用して、オールまでいかなくても、ストレッチラウンダー、チャレンジングラウンダーであり続ける努力が必要だろう。
企業は、社員が新しい得意分野を見つけ、磨く機会を積極的に提供し、努力の姿勢や結果にみあう評価をフィードバックしていくべきだろう。できないことを責めず、チャレンジしていることをまず評価すべき。得意そうなことを見つけて助言することも大事。
何より、トップが常に色々な仕事にチャレンジして面白そうにしていることが原点かも。何もしないで、保身ばかり気にして、縮こまっているトップが多いんだもの、今の時代。プロの経営者って、オールラウンダーになれなくとも、そうあろうとする意識と行動が大事ではないかと思う。
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