かれこれ30年前、コンサルティングを行う部に配属されました。
その部は、中小企業診断士しか配属されない部でしたが、資格も何もない私が配属されて、ちょっとした騒ぎになりました。
当時、小売市場やネットビジネスに向かう取引先の支援のために、女性を担当につけたほうがいいだろうという意見があって、面白そうなやつがいるので任せてみようということになったようです。
最初に、先輩たちと一緒に訪問させていただいたのが、ジーンズを扱うショップでした。
先輩たちと社長様の会話に出てくる単語が、とにかく専門的すぎて刺激的ですごくかっこよくて痺れました。
自分のような、専門資格もない田舎女子が、こういう仕事をさせていただけるって、なんてありがたいんだろう。
感激して、その日の夕方に本屋に寄って、10冊くらい専門書を買って、読み漁り、昼休みは毎日本屋に行って、週刊誌からなにから全部目を通して猛烈に勉強しました。
ジーンズ屋さんに役立つかもしれないと想像して、情報をあれこれ集め、「こんなのどうですか?、全然ダメだ」と叱られながらも、毎日チャレンジしていました。
案件がうまくまとまった日、打ち上げがあって、
チームのリーダーだった先輩が考える「コンサルティング」について話してくださいました。
1.現状を整理すること
2.選択肢を提示すること
3.目標に向けて達成を支援すること
他の先輩は、
自転車の補助輪のようなものだ。
独り立ちのお手伝い。いつの間にか補助輪がなくても走れている。そういう存在なんだ。
でも、課題はなくならないから、その度に必要とされる。
なんてお話しされていました。
私も先輩たちのように、お客様からオファーがいただけるようになりたい。
ただし、待っていてもオファーはやってこないので、自分が役に立ちそうな御取引先を見つけて、頼まれてもいないのに、おしかけコンサルをしていました。
そのうち、支店やお客様から、ご指名をいただけるようになった時は、本当に本当にうれしかった。今ではありえないですが朝晩なく全力でやりました。
あれから時代は変わり、ビジネスは複雑化・高度化して、当時のコンサルティング手法は稚拙すぎて、今ではもう全然通用しません。しかし、かっこつけても、心を込めてやるしかない。愚直にやる。何よりそれ以外やれることがない。
コンサルティングは資格はいらないので、誰でもできます。それが問題になることもあるとは思いますが、だからこそ、自由度があり、お客さまには、良いこともたくさんあります。
今日は、あるお客様一人の課題に、どっぷり向き合ってきました。
あえて、今日は、その案件だけをさせていただこうと考えて、申し訳ないのですが他の件はご対応せずに集中しました。
うまくできたかと聞かれれば、、、わかりません。
しかし、心を込めて精一杯やりました。
ただし、もう少しうまくできることがあっただろうと、反省もあります。これを糧にもっと色々な角度から勉強して精進していこう。最近はスキルより、マインドを磨くほうが大事になってきました。
帰りの電車で、一人反省会しながら、ふと顔をあげると偶然に前職の看板が目に入り、上に書いたような当時のことがフラッシュバックしました。
さすがに30年後はもうこの現場にいませんが、
せめて10年後。
今日よりも、もっとコンサルティングがうまくなっていたいな、と思ったのです。
各種サービスに関する資料請求やご相談・ご質問など
お気軽にお問い合わせください。
