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レポート

睡眠不足で悩む脳がつくられる

【脳は行動していないと悩む仕組み】

悩みがあって行動できない?

ぐるぐる考え事をしていると、あれこれ憶測をして、ますます動けなくなっていきます。
これは性格のせいではなく、脳の仕組みによるもの。

ただし脳は悩むと動けなくなるのではなく、行動していないと悩む仕組みです。

【実感覚でぐるぐる思考を抑え込む】

脳の後ろの頭頂葉と、前の前頭葉は競合関係です。

後ろの脳は実感覚が集まり、前の脳は思考を担う。
実感覚が少ないと、前の脳に押し切られて悶々と悩むことに。

例えば、一本橋を渡っているときは、体の感覚に神経を集中させているので後ろの脳の勝ち。
前の脳の思考は抑制されて、無駄なことは考えません。

反対に、突然異動を命じられると、一気に考えなければならないことがあふれ出して
人と話したことや、仕事をしたことをほとんど覚えていないということも。

前の脳が勝てば、ぐるぐる考えて実感覚が抑制されます。

【睡眠不足で悩む脳が出来上がる】

健康な人で睡眠不足の人の脳の画像を撮影すると、
後ろの実感覚を扱う脳が働かず、前の思考を扱う脳が過剰に働いている様子が映ります。

何もストレスがなくても、睡眠不足になるだけで、脳内ではぐるぐる悩む反応がつくられるのです。
あれこれ悩んだときは、実作業が減っているサイン。

睡眠は生体リズムを鍛えなければ、その力が低下します。

悩みを解消しようとせず、淡々と体作りをする方が、結果的に悩まない脳ができ上がります。

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