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レポート

風の吹くまま、気の向くままに

基本的に人の脳は歳を重ねるごとに、「新しいコト、知らないコト」に抵抗を持つようになります。新しいことや自分に染み付いた考えとは違うものに直面すると、最初はそれを遠ざけたり、自分と考えや気が合う人と固まったりして、自分の知っている居心地の良い世界に留まろうとします。

「新しさ」以上に「失うこと」が大嫌いです。
何かに熱心に取り組んだ時ほど、新しい価値観へのシフトは難しくなります。なぜなら、それまでに費やした時間と労力を無駄にしたくないと考えるからです。例えば、内心、失敗するとわかっているプロジェクトであっても、あきらめるのに苦労してしまうとか、うまくいかなくなった関係をなかなか終わりに
できないのも、費やしたあの時間、エネルギーのすべてが無駄だったと思いたくないからです。実際には、時間は無駄になってなどいません。でも私たちの脳は、また次の新しい可能性やより良い世界に向かうための「過程」と考えるのではなく、費やした時間全体の「喪失」と見てしまう傾向があるからで
す。今のこの大変革の時代は、ある意味これまで何百年とかけてつくってきた様々な価値やモノ、それを手放さなければならない状況にあるとも言え、受け入れがたい方も多いことと思います。

ただ、失われようとするものに固執していると、新しい状況が連れてきてくれるチャンスを楽しめなくなってしまいます。
こんな名言があります。

ひとつの幸せのドアが閉じる時、もうひとつのドアが開く。しかし、よく私たちは閉じたドアばかりに目を奪われ、開いたドアに気付かない。
When one door of happiness closes, another opens.
But often we look so long at the closed door that we do not see the one which has been opened for us.

変化変革とは必ずくぐり抜けられるもの、そしてプラスにもなる。
根拠なくても、とにかく希望を持って、今を生き抜きましょう。
そして、大変な時こそ、肩の力を抜いて、風の吹くまま、気の向くまま、が大事だと思います。何もせずに気分本意で、という意味ではなく、今すべきこと、今できる精一杯をして、あとは天命を待つという心境です。

何より、つながりを大事に生きていきたいですね。人とのつながり、これこそが変化を恐れず生き抜くための強い力になります。
2021年は、人と人の心のつながりを大事に過ごしていきたいと思います。
吉野弘さんという方のとても素敵な詩があるので2020の最後にご紹介します。

お互いが仲睦まじくいるためには愚かでいる方がいい
立派過ぎない方がいい
立派すぎることは長持ちしないことだと気づいている方がいい
完璧を目指さない方がいい
完璧なんて、不自然なことだとうそぶいているほうがいい
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
正しいことを言うときには少し控えめにするほうがいい
正しいことは、相手を傷つけやすいものだと気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張はせずに
ゆったり、ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風にふかれながら
生きていることの懐かしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ胸が熱くなるのかを
黙っていても分かり合える
お互いでありたい

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