眠りは最初の3時間が勝負です。
眠り始めに深い睡眠がつくられないと、その後どれだけ睡眠を伸ばしても
ぐっすりはつくられません。
約90分サイクルで刻まれる睡眠のリズムは、最初の2サイクル以降には、
ほとんど深い睡眠がでてきません。
休日に昼前まで眠ったのに余計疲れが出てしまったという経験はありませんか?
疲れをとりたいという気持ちから、たっぷり眠ろうと思って起床時間を遅らせることが
あると思いますが、これをしても逆に体が疲れてしまうことがあります。
睡眠は伸ばすよりも出だしが肝心です。
眠りの深さは体温の勾配でつくります。
夕方の最高になった深部体温(内臓の温度)は、明け方に向かって下がっていきます。
この下がり方が急勾配になるほど、最初の睡眠は深くなります。
そこで、眠る1時間前に入浴やストレッチや筋トレなどの軽い運動をしてみましょう。
入浴1時間後に体温が下がって眠気がくるので、ここを逃さずに寝床に入ります。
このタイミングでテレビを観ていて眠気をやり過ごし、
いざ眠ろうとすると寝付けない、ということがよく見られるので注意が必要です。
就寝が遅くなるなら入浴も一緒に遅くしてみるなど、
体温が下がるタイミングを逃さないように、工夫してみて下さい。
また、夏でも足首は冷えがちです。
ヒトは、足首が温まると内臓の温度が上がって寝つけなくなってしまいます。
レッグウォーマーや先を切った靴下で足首を温めて、足先をあけておけば、
足の裏から汗で放熱してぐっすりがつくられます。
忙しい中でもちょっとした工夫でぐっすりはつくられます。
ご自分のリズムを助けてあげるイメージで、ぜひお試しください。
各種サービスに関する資料請求やご相談・ご質問など
お気軽にお問い合わせください。