株式会社MD.ネット

03-5563-5151

レポート

受動的視覚で眠れなくなる!?

「就寝30分前にはテレビやネットなどの視覚刺激は避けましょう」という話は、よく耳にすると思います。
寝つきをよくするためには重要なことなので、詳しく仕組みを見てみましょう。

眠りをスタートさせるスリープアクティブニューロンは、大脳より下の脳幹(のうかん)という場所にあります。

人間は、大脳が大きく発達した動物なので、スリープアクティブニューロンが活動しても、
大脳の働きが鎮まらないと睡眠に入ることができません。

大脳を活動させたままでは、スリープアクティブニューロンがいくら活発になっても、
大脳と脳幹とのせめぎ合い状態になってしまい、ボーっとした状態が続くだけで、眠りにつくのがどんどん遅れてしまいます。

特に大脳を活発にさせてしまうのは、どんな刺激なのでしょうか。
人間の感覚は、能動的なものと受動的なものに分かれます。

視覚では、読書をしているときのように、自分がどこに目を向けるかを能動的に決めている場合(能動的視覚)と、
テレビのように動いた場所に受動的に目を向ける場合(受動的視覚)です。

人間が動物だったときのことを考えてみると、能動的な視覚を使うのは、えさを探すときで、
受動的な視覚を使うのは、敵が襲ってきたのを発見するときです。

このように、受動的な視覚には、自分に危害を加えるものがないかを監視する役割があるので、
この系統を使用しているときの脳は、強く興奮します。
テレビやネットは、読書などに比べて脳の興奮が醒めにくいということです。

日常生活の中で、目を奪われている場面が多いほど、脳は強く興奮して疲労します。
休憩中に遠くのテレビを観ていたり、特に用事がなくてもケータイやスマホをチェックすることは、
無駄に脳のエネルギーを消費してしまいます。

眠る前の安心できるはずの時間に、わざわざ敵を発見する機構を使わなくても済むように、
「テレビやネットの刺激を遠ざけましょう」ということですね。

お問い合わせ・各種ご相談

各種サービスに関する資料請求やご相談・ご質問など
お気軽にお問い合わせください。

03-5563-5151
平日 9:30 ~ 17:30
MD.ネットとは
about MD.NET
医療という枠にとらわれず、時代に対応した
メンタルヘルスサービスを提供したい。
そんな思いが出発点になってMD.ネットは設立されました。
精神医学の技術を「商品/サービス」に変換して経営改善や
パフォーマンス向上等に貢献することに日々チャレンジしています。
メンタルヘルスを通じて、人を、企業を、未来を創る。
あなたの会社を我々MD.ネットにお任せください。
必ずその解決と発展にお役に立てるものと確信しています。
Copyright 2018 MD.net All Rights Reserved.
このページの先頭へ