子供の頃、実家では、野菜をつくっていました。その時に思ったことは、野菜や果物は、お米やお茶よりも簡単に出荷できるなということです。
収穫してから農協や市場にもっていってお金にするまでの時間が、お米、お茶に比べてとっても短いのです。
田植えや稲刈りなども手伝いましたが、農家といっても、米農家は別格だなと子供ながらに感じました。
栽培から精米して保管、販売まで、人も設備も時間もたくさん必要とします。
ありとあらゆる法律でがんじがらめになっている米づくり。
その時代に応じて改革を訴えてきた人たちはたくさんいたのだろうと思いますが、それぞれの思惑や事情があって変えることができなかった。真に変える必要もなかったのですね。
誰にとってもプラスにならない政策です。今、すぐにでも変えなければならないタイミングがきたことは、ある意味日本にとって大きなチャンスだと思いました。農業だけでなくすべての産業で変えなければならなかったけど変えられなかったことが山ほどあります。
しかし、報道等をみると、どうすればいいかよりも、誰が「犯人」かの議論が多くて残念です。犯人捜しをしている時間の余裕はないので、具体的な時間軸をもって、何ができるか、早急に行動して、法律と流通を変えることだと思います。
お米に限らず、問題が起こると、犯人捜しの思考になるのが日本人の本当に良くないところですね。対策探しと対策実行に時間を費やして、とにかく行動していかないと、本当に農業も国も終わってしまうのではないかと思います。そして国民は批判や評論より提案ですね。
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