海外から研修にいらしている方が、日本の会社の報告書をはじめとした各種手続きの多さに驚いていました。
実際には、企業経営以上に多いのが、学校、医療・福祉等、行政分野。
例えば、仕事柄、臨床医の方々の書類作成をみていると、診断書以外にも本当にありとあらゆる書類があります。休憩時間が長いとおっしゃる患者さんもおられますが、その時間は休憩しているのではなく書類作成をしているのです。土日も資料作成にあてている先生も少なくなくて、本当に診察以外の業務量も多いです。10年、20年前に比べて、その量も多くなったと感じます。
学校の先生も、質こそ違えど、資料作り、手続き、会議などなど教育以外の業務量が本当に多いですね。モンスターペアレンツも増えていますから、その対応で心が疲弊して当然です。先生方の休職が増え、退職した先生方がピンチヒッターで教壇に立っているそうです。その余波か最近では、先生が行ってきたことを親にやるように指示する学校も増えて、今度は親が疲弊しています。
これ本当に必要ですか?という報告書や手続き。
日本には大量にあります。
本当に解決すべき問題は横に置かれている現状。
農業、教育、医療など、「生きる」を支える大事な産業の働くしくみが変わらないと、企業だけではどうにもこうにも、この日本を支えていくには限界があります。
とはいえ、せめて、自分たちの日々の業務の中では、
「これは本当に必要なのか?」
「本当に必要なことは何か?」
を常に具体的にして、
必要なこと大事なことにリソースを向けるよう、
日々改善し続けていくことはしつづけたいと思う今日この頃です。
各種サービスに関する資料請求やご相談・ご質問など
お気軽にお問い合わせください。