以前に家族旅行をしたことがある青森県。ある記事で、昔(1965年)から平均寿命の都道府県ランキングで男女ともに最下位にあることを知りました。その中でも岩木地区という地域は下位常連で、2005年から、平均寿命を延ばすことを目的にした大々的な健康診断(通称、岩木健診)を行っているそうです。
なんと、3000項目のデータを測定しているそうで、31日に120名の市民が参加したイベントが開催されました。
この記事、実に多くの示唆が得られます。ビッグデータとるならここまで徹底してやらんとあかんよな~なんて思ったり。
https://www.tyojyu.or.jp/net/kaigo-seido/jirei/nihonichi-tanmeiken.html
病気になってからの医療データではなく、健康な人が病気になっていく過程を詳細に追い求めた「健康ビッグデータ」を分析して健康づくりに役立てている点が素晴らしいですね。
何よりもこの取り組みにおいて、老若男女すべての層で「健康に対するリテラシー」を上げていることが重要なことだと思いました。
このプロジェクトの発起人である弘前大学の教授は、
「平均寿命の最高の県と最下位の青森県との差がわずかながら縮まったことに希望を感じるものの、ようやくスタートラインに立つことができたというところです。子どもへの健康教育がこの先30、40年後には大きな結果となって現れてくるでしょう」
と話しています。
文責:高橋裕之
各種サービスに関する資料請求やご相談・ご質問など
お気軽にお問い合わせください。