東京慈恵会医科大学・ウイルス学講座の小林伸行准教授と近藤一博教授らの研究グループが、うつ病の原因となるヒトヘルペスウイルス6 (HHV-6)のSITH-1遺伝子には、うつ病を引き起しやすいタイプとうつ病を起こしにくいタイプが存在し、これが「うつ病になりやすい体質」やその遺伝に関与することを発見しました。
現時点でその遺伝子の検査はできないので、誰もがそのリスクがあると考えて、日頃から様々な予防をしておく必要があります。
こちらのホームページをぜひ参考になさってください。
https://jikeivirus.jp/hiroukouza/
メンタルヘルス不調になった方のご家族の状況を聞くと、同じような病気であることがよくありますので、家族要因は非常に重要なファクターだと注視しています。
私自身、叔母をメンタルヘルス不調で亡くしているので、この仕事をするようになってから、自分も「うつになりやすい傾向がある」と自覚があります。更年期に突入して一層うつ傾向を強く感じるようになりました。対策を日々アップデートしなければなりません。
これからメカニズムがさらに解明され、新しい治療法や予防法が進んでいくのだと思います。
●東京慈恵会医科大学ホームページより
うつ病には「うつ病になりやすい」人とそうでない人がいます。この「うつ病になりやすい体質」は、遺伝率30~50%で遺伝することが判っていました。この遺伝率は高血圧や糖尿病と同じ程度なので無視することはできません。しかし、その仕組みは全く不明でした。
今回我々は、「うつ病になりやすい」人とそうでない人は何が異なるかを発見し、「うつ病になりやすい体質」が遺伝する仕組みを世界で初めて解明しました。そして、この遺伝の仕組みは、これまでに知られていない全く新しいメカニズムであることが判りました。
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