ショックなことがあると眠れない。
眠れない夜は本当に苦痛です。
ただ、この眠れない夜にはもう一つの側面があります。
睡眠中には記憶の定着作業が行われる。
ショックな出来事で眠れないのは、嫌な記憶を定着させないようにするために
眠れなくさせる生体防御反応であることも明らかにされています。
このことは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療にも応用できると期待されています。
生体の生理現象には必ず合理的な意味があります。
眠れない・・・
というときは、自分の脳が一生懸命記憶を定着させないために抵抗してくれているということ。
そう考えると、この抵抗してくれている期間にちょっとしたことにチャレンジしてみる。
そんな対策も立ってきます。
【記憶は近い方から定着する】
ショックな出来事を定着させないためにはいつになっても眠れないのではないか。
そんな疑問も出てきます。
人間の記憶定着は、近い方から行われることが知られています。
最近の記憶から順番に定着させていく。
この機能に従えば、ショックなときほど、何か普段とは違う体験をした方がいいということになります。
さらに、眠る直前の記憶ほど、定着しやすいことも。
眠る前に、あえてまったく関係ないジャンルの小説や映画、音楽などに触れるのもよい方法です。
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