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睡眠の部屋

脳の習慣化をコントロールしましょう

眠る前に動画を観続けてしまったり、

お菓子を食べるのをやめられなかったり・・・

だらだら過ごして就寝が遅くなってしまった・・・

 

またやっちゃったと思う行動は、脳の仕組みを知って書き換えてみましょう。

 

脳の習慣化

 

 

脳は、その行動をしたことで得られる報酬を測って行動を選択します。

ただ、これは初期段階でのことで、同じ行動を繰り返すと、

判断されずに自動化されてしまいます。

 

これは、脳の記憶を司る海馬と行動の自動化をする線条体の関係に由来します。

この海馬と線条体は、お互いに競合関係(抑制し合う関係)にあって、

海馬が強く働いているときは線条体の働きは低下し、

線条体が強く働いているときには海馬の働きは低下します。

 

ある行動をすると、脳内ではその行動を管理する役割が、

海馬から線条体に移行すると考えられています。

 

つまり、過去の経験からこの作業はどんなことに気を付けるか、

といちいち考えていた状態から、この作業はこの動きというパターンをつくり、

自動化するようになるのです。

自動化されると、もう報酬の計算はされません。

これが習慣化です。

このプロセスを意図的に脳に仕向ければ、望ましい習慣をつくることができます。

 

【時間を区切るか場所を区切る】

 

海馬の情報を使って新たな行動を習慣化させましょう。

海馬の情報は、時間と場所がカギになっています。

 

つまり、行動の時間を区切るか、場所を区切れば、

その行動が紐づけられて、それを繰り返すと線条体により習慣化されるのです。

 

時間の区切りを利用するには、夕食か入浴を30分早めてみましょう。

夜の行動は、夕食か入浴後にやることは、その前にはやりません。

夕食か入浴が遅くなると、その後の行動もすべて遅くなるので、

就寝を早めることは難しいです。

夕食か入浴が夜の行動パターンのトリガーになっているので、

この行為の時間帯で調整してみましょう。

 

場所を利用するには、スマホやパソコンを使う場所を限定したり、

お菓子を食べる場所を限定してみましょう。

ベッドで眠る以外のことをしないというのも忘れないようにしましょう。

 

どこでも観れる、どこでも食べられるという条件では、習慣をコントロールできません。

やめたいこと、やりたいことの場所を限定し、それ以外の場所ではやらないようにすると、

動線だけを変えれば行動を変えることができるので、コントロールしやすくなります。

 

望ましい習慣をつくるために、ぜひ、活用してみてくださいね。

 

 

 

 

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