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夢を見ている時の脳は?

夢を見ているときの脳は、どんな働きをしているのでしょうか。

なぜ、夢を見るのかは明らかになっていませんが、

どのようにして夢を見ているのかが徐々に明らかになってきています。

 

 

夢を見てる時脳は

 

レム睡眠中には、急速な眼球運動に伴って、視覚入力がなくても視覚野が活動しています。

fMRIを用いた研究では、夢見中、網膜からの映像が最初に届く、

一次視覚野が活動していました。

これは、現実と区別しがたい高精細な画像の生成が行われた裏付けに。

 

実際の網膜に移った映像と同じように映像処理をされるわけですから、

どっちが本当かわからないような体験をするのも当然ということです。

また、同時に海馬傍回も賦活し、これは夢を覚えている証拠にも。

第二次・三次視覚野が働けば、さらに高度な視覚体験、

四次・五次視覚野が働けば、色や運動視を伴う体験に。

「色付きの夢を見た」、「走って追いかけていた」、そんな夢を見たのは

脳が映像処理をした結果、と言えそうです。

 

これらは、眼球運動時に動いている物を見ている夢見体験である走査仮説に

肯定的な結果として報告されています。

 

 

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