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睡眠の部屋

睡眠薬の減らし方

【夜中に睡眠薬の追加服用はやめてみよう】

 

睡眠薬の減薬を目指すときは途中で飲むことをやめてみましょう。

 

服薬して就寝したのに途中で起きてしまうと「明日のために眠らないと」と焦り、
追加して服薬。 

これが繰り返されると睡眠薬の減薬はなかなか進みません。

 

もし、「眠るために薬を飲む」という考え方をお持ちでしたら、それを

「脳に鎮まる時間を教えるために飲む」という考え方に変えてみましょう。

 

「眠るために飲む」という考えがあると、飲んだからには眠くなくても就寝しないといけない、

と思ってしまったり、途中で起きたときにはまた眠るためには薬を飲む必要がある、

と思ってしまいます。

 一方、「脳に鎮まる時間を教えるために飲む」と考えていれば、服薬後に眠くなければ無理に就寝しないでベッドの中で眠りを待つ不快な時間は減らせますし、

途中で目覚めたときにすぐに薬!という発想はなくせます。

 

【脳に睡眠を教えるために薬を使う】

 

もし、追加して薬を飲んですぐに眠れたときはそもそも飲まなくても眠れているはずです。

 

睡眠薬を服用してから物質が脳に到達して作用するまでには時間がかかります。

 

飲んですぐに眠れた、ということは、「薬を飲む」という行為が眠ることの条件になっています。

 

夜中に薬を追加して眠ると薬に助けられた、という感情を持つので薬への信頼感が過度に高まってしまいます。

 

減薬を進めるには、自分の力で眠れるのであって薬は補助でしかないという考え方を持つことが大切です。

 

【夜中に時計を見ない】

 

夜中に目覚めたら、追加して薬を飲むことは「なし」として、時計を見ないようにしましょう。

 

夜中に時計を見ると、「○時に起きた」という言語情報が起床準備を整えるコルチゾールの分泌時間に影響し、また同じ時間に目覚めやすくなります。

 

時計を見なければ途中で起きること自体が減らせます。

 

目覚めて暗ければ時計を見ず、トイレに時計があるならば、それはふせておきましょう。

 

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